オンライン英会話のデメリットと対策
他のページでも度々解説してきましたように、オンライン英会話には「料金の安さ」「マンツーマンレッスン」「時間・場所を選ばない」といった「英会話教室」にはない魅力があり、英語学習者には強くお勧めしています。
しかし、知っておきたいデメリットが存在するのも事実です。
上手に活用しなければ、せっかくのオンライン英会話の強みも薄まってしまうでしょう。
そこで今回は、オンライン英会話のデメリットを3つに絞って解説していきます。
デメリットとして紹介していきますが、対策次第で解消できるものもありますので、しっかり読んでみてください!
① 継続するのが難しい
1つ目のデメリットは「受講し続けるのが意外と難しい」という点です。
この要因としては、レッスン料金の安さゆえに「今日は受けなくていいや」とサボってしまうことが挙げられるでしょう。
オンライン英会話の大きな魅力である「料金の安さ」がデメリットにもなりうるということです。
「if-thenプランニング」で習慣化
しかし「レッスンを受けることを習慣化」できれば、このデメリットも解消できるでしょう。
習慣化に関する有名なテクニックとして「if-thenプランニング」というものがあります。
具体的には「○○したら××する」というルールを決めておくことで、案外難しい行動の習慣化がスムーズになります。
オンライン英会話の受講例であれば、
- レッスンが終わったら、すぐに次のレッスンを予約する
- 毎晩お風呂からあがったら、机に座ってレッスンを開始する
というような具体的なif-thenプランニングをしてみるとよいでしょう。
② 講師の質のバラつき
レッスンを担当する講師の質も懸念される問題の1つです。
各スクールのHPでは「採用率○%」「厳しいトレーニングや最終評価をクリア」などと謳われており、各社講師陣の質の高さをアピールしています。
実際にちゃんと試験を実施して採用された講師がほとんどなので、ある程度の質は保障されていますが、なかには質の低い講師も紛れているのが現実です。
「話せる」≠「教えられる」
オンライン英会話スクールの多くは、第2言語として英語を話すフィリピン人を雇って英語講師として育成しています。
しかし、英語が話せるからといって英語が教えられるという訳ではないのです。
これはもちろん、アメリカ人やイギリス人などのネイティブ講師にも言えること。
トレーニングを受けた上で講師として立派に成長する人もいれば、そうでない人も。
どの運営会社も、講師の質とともに、量(人数)の確保にも苦労しますから、講師の質にバラつきがあるのは仕方のないことでしょう。
できるだけ質の高い講師のレッスンを受講するために、予約の多い人気講師や経験豊富なベテラン講師を予約するよう努めるのが唯一の対策です。
「教えることに長けた講師」を探すよう意識してみてください。
③ 上達している感覚を持ちづらい
「講師が話している英語をなんとなく理解できるようになってきた」
「自分の思っていることを、なんとなく英語で伝えられるようになってきた」
毎日継続してレッスンを受講しているという人の中にはこんな悩みを持っている方もいらっしゃると思います。
安いとはいえ、せっかくお金を払って英語を勉強しているのですから、「なんとなく」ではなく「明確な上達」を感じられたほうがいいですよね。
「試験」や「目標設定」が効果的
対策として、英語検定やTOEICといった民間の英語試験を定期的に受験し、「点数」という目に見える形で上達を確認するのもよいでしょう。
また、DMM英会話や産経オンライン英会話のように、英語のレベルをチェックしたりテストしたりできるサービスもあるので、そういった強みのあるサービスを選んで入会するのもおすすめですよ。
上でご紹介した対策の他にも、レッスン毎に「目標やテーマ」を設定するのも大切でしょう。
例えば、「今日のレッスンではこの単語とこのフレーズを使って話してみよう」「今日はいつもとは違う自己紹介をしてみよう」といった具合です。
事前に目標を設定し、レッスンの中で取り組み、終了後に達成できたか振り返るというルーティーンを組み込むことができれば、毎日少しずつ達成感や上達している感覚を得られますよ。