オンライン英会話でよく見られる失敗
オンライン英会話はスピーキング力を中心に、英語力を高めるのに非常に効果的な学習サービスです。
しかし、上手に利用しないと、思ったように英語は上達していかないのも事実。
そこで、オンライン英会話の利用者の間でよく見られる失敗例を、対策も併せて3つご紹介します。
これからお伝えする失敗を反面教師として、オンライン英会話を使った学習を充実させていきましょう。
失敗① 「直前に見た目で」講師を選ぶ
オンライン英会話スクールの多くは「24時間」や「早朝から深夜まで」レッスンを受けることができます。
そのため、「レッスンを受けたい!」と思ったときにすぐ予約手続きを行い、その場でレッスンを受講できます。
これ自体はすごく魅力的なポイントなのですが、受けたいときに受ける場合、「そのときたまたま空いている講師」に依頼することになります。
講師の選択肢が少なく、授業が上手な人気講師が選べないということもほとんどでしょう。
また、写真の印象だけで講師を選んでしまうと、上手くいかないことがあります。
「この先生は教え方が上手そう!」と感じて予約し、いざレッスンを受けてみると教え方が下手くそで、まだまだ講師経験が浅い講師ということも。
あるいは「綺麗な先生に教わりたい!」と思い、ビジュアルだけで講師を選んでしまう人もいるかもしれません。
講師経験が長い先生を事前に予約
オンライン英会話において講師選びに失敗しないために、まずは「前もって」予約しておきましょう。
できれば、該当するレッスンの「前日までに予約」してください。
夜レッスンを受けるのであれば、遅くてもその日の「朝イチ」で予約を済ませます。
そうすれば、人気講師を確保することができるでしょう。
また、講師を選ぶ際には写真だけでなく、必ず「プロフィール」を読んでみてください。
講師経験が長い先生を選ぶと、ほぼ間違いなく一定の品質以上のレッスンを提供してくれますよ。
失敗② 25分間ずっとフリートーク
授業の中で「フリートーク」しか行わないのも、よくある失敗例の1つです。
上級者である程度英語を話す力がある場合には、決して悪くはない学習方法なのですが、英語の基礎がまだできていない初心者にとってはあまりいいものではありません。
教材中心「プラスαで」フリートーク
オンライン英会話を受けるのであれば、まずは「教材」中心のレッスンをしてもらいましょう。
教材を用いた授業を通して、英文を組み立てるための基礎的な文法を学んだり、場面ごとに便利な表現を練習したりすることができます。
そういった教材ありきのレッスンの「プラスα」として、レッスンの始めや終了間際の5分程度をフリートークに使うとよいと思います。
その際にも「どんな表現を使うのか」「どんなトピックで話すのか」を事前に決めておいてリハーサルをするとより効果的です。
英語を話すのに慣れてきたら、フリートークの時間を10分→15分と徐々に伸ばしてもよいでしょう。
失敗③ サボりぐせがついて継続できない
オンライン英会話は料金が安いため、英会話教室などと比較すると手軽に受講できます。
しかし、だからこそ「簡単にサボってしまう」人も多いです。
また、特に入会したてのレッスンは、英語を話すことや外国人とコミュニケーションを取ることに慣れてないせいか「精神的に」疲れてしまうものです。
そのため、最初は張り切ってレッスンを受けるんだけど、いざ1~2週間経つと「今日はレッスン受けなくていいや」と、ついサボってしまう人も。
英会話教室と違って、決まった日に授業があるわけでもなく、利用料金も安いとなると、このような状況に陥ってしまうのですね。
「if-thenプランニング」で習慣化
サボりぐせをつけないためにも、オンライン英会話に入会したらすぐに、レッスンを受講することを「習慣」にしてしまいましょう。
その際に利用したいテクニックが「if-thenプランニング」です。
if-thenプランニングは科学的に最も優れた習慣化テクニックと言われており、米ニューヨーク大学のピーター・ゴルヴィツァー博士が行った、94もの研究をまとめたメタ分析でも証明されています。
やり方は簡単で、条件と行動を結びつけて「○○したら××する」というルールを決めるだけ。
プランニングの具体例は、以下を参考にしてみてください。
- レッスンを受け終わったら、次のレッスンを予約する
- 毎週火木土は夕食をとったら、パソコンを開いてレッスンを受ける