なんとなく受けるのはもったいない
さて、このページを含む3本の記事では、「レッスン前」「レッスン中」「レッスン後」それぞれの段階における「オンライン英会話の効果的な使い方」を解説していきます。
「毎日受けてるだけじゃ上達しないの?」
そう思った方もいらっしゃることでしょう。
確かにただなんとなく毎日レッスンを受けるだけでも
- 相手の話す英語がなんとなく分かるようになる
- 自分の言いたいことが、単語をつなぎ合わせる程度でなんとなく言えるようになる
くらいになら上達するかもしれません。
しかし、仕事において英語を駆使してキャリアアップを目指したい人はもちろん、「英語」を通して人生や仕事、学業などに変化が欲しい人は、この3本の記事を読むことで、学習に関する何らかのヒントを得られるでしょう。
そして、せっかく始めたオンライン英会話を最大限に活用していただきたいなと思っています。
レッスンは必ず準備して受講
まず今回の記事では、「レッスンが始まるまで」に何をすべきかを解説していきます。
オンライン英会話の学習を成功させるために大事なことが凝縮されていますので、しっかり読んで、自分なりに応用してみましょう。
ただし、レッスンで扱う教材の簡単な予習はやる前提として話を進めていきます。
レッスンの目標を設定
個人的にはこれが1番大事なポイントだと思っていますが、その日受講するレッスンの「目標」を設定しておきましょう。
どんなに些細なことでもよいのですが、何か目標を立てるか立てないかで、その日のレッスンの充実度が変わってきます。
つまり、目標を設定することで、「なんとなく」レッスンを受けるのを防ぎ、受け身ではない「アクティブな学び」が可能になるのです。
具体的にどのような目標が立てられるか、以下の例を見てください。
- 講師に対して最低5個質問してみる
- ゆっくりでもいいから綺麗な発音を心がけて話す
- "get the most out of ~(~を最大限に生かす)"という表現を覚えたいから、フリートークの中で実際に使ってみる
- 講師から質問されたときに"I don't know."と言わず、必ず内容のある返答をする
このような目標を設定してからレッスンに臨むことで、毎回のレッスンを充実させることができますので、必ず目標を立てるようにしましょう!
話す内容をリハーサル
事前に「どんな話題をどんな英語で話すか」と考えるのも非常に大切なプロセスです。
もちろん、講師との会話中に、聞かれたことに対して頭の中で瞬時に英文を組み立てて話すのが理想ですが、英語を話すことに慣れていない段階だとなかなか難しく、文法もめちゃくちゃ、発音もカタカナ英語、といった状況に陥りがちです。
それが悪いとは言いませんし、会話とは本来そうあるべきなのですが、学習段階においては、事前にリハーサルをするとよいでしょう。
リハーサルのやり方
具体例とともに、リハーサルのやり方を見ていきましょう。
オンライン英会話では、1人の講師に毎回レッスンをしてもらうことはあまりないため、レッスンは簡単な「自己紹介」から始まります。
例えば、前日のレッスンで「名前」「年齢」「居住地」「仕事」について話したとします。
そうすると、
住んでいる場所に関しては"I live in Yamagata Prefecture."しか言えなかったから、今日はもっと詳しく話そう!
→「どんなものが有名か」「どういった気候か」まで言えるように今日は頑張ってみる!
→"My prefecture is famous for rice and sake. In winter, it's very cold and snows a lot."と言えばいいかな?
といった具合に思考を膨らませるとよいでしょう。
さらにもう一歩リハーサルを深めるならば、
「米と日本酒が有名だよ」って伝えたら、「日本酒は飲んだことがないからわからない。どんな味か教えてくれる?」って質問されそうだなー。
→酒が「辛い」って英語で何って言うのんだろう?
→フィリピンだったら雪も見たことがないのかな?雪についてもどんなことを話すか考えてみよう!
とすることもできます。
このようなリハーサルをすることも立派な英語学習であり、オンライン英会話をなんとなく受けるのを防いでくれます。