スピーキングでは「積極的な姿勢」が大切!
当サイトのメイントピックは「オンライン英会話」ですが、オンライン英会話を用いた学習に限らず、英語のスピーキング力を向上させたいのであれば"Attitude"、つまり、積極的に英語を話そうとする「姿勢」が最も大切です。
理解の差はあれど、ほぼ全員の日本人が中学高校時代に英語を一度は習ってきたはずです。
しかし、特にいまの20代後半以降の方々には、学校の授業で英語を話す機会はほぼなかったと言ってもよいはずです。
そういった背景もあるため、「学校の英語の試験は良かった」「TOEICで高得点が取れる」という人であっても、英語を話した過去がほとんどないところからのスタート。
ですから、最初のうちは「Accuracy(正確さ)」「Fluency(流暢さ)」を気にせず、積極的に英語を話す「Attitude(姿勢)」を大事にしましょう。
Attitudeを意識して英語を話す習慣を身につけ、場数を重ねることで、英語を話すことへの「抵抗感」や「恥ずかしさ」が払拭されていきます。
姿勢とは「発話量」のこと
これまで「姿勢」という言葉を使って説明してきましたが、もっとわかりやすい言葉でいうと「発話量」のことです。
はじめのうちはとにかく、自分の知っている英単語や英文法を駆使して、できる限りたくさん英語をしゃべりましょう。
相手が話す英語を聞いて理解しようとするだけでも十分英語の勉強になりますし、リスニング力やリーディング力も上達していきます。
また、自分がなんとなく知っている英単語が、実際のコミュニケーションで使用されている場面に遭遇すると、その単語の定着にも繋がるでしょう。
しかし、やはりスピーキング力に関しては、話した分だけ上手になります。
学習し始めの頃は、「自分の英語、文法的に合ってるのかなー?」「これ伝わってるのかなー?」と考えてもよいですが、あまり気にすることなく、とにかくいっぱい英語を口にする努力をしてみてください。
しばらくすると、頭の中で「英文で考える」習慣が身についてくるはずです。
具体的に言うと、「主語(誰が)+動詞(どうする)+目的語(何を)」と瞬時に単語を並べる癖ができて、英文を組み立てるのがかなり速くなるでしょう。
ここまでくれば、英語を話すことへの「抵抗感」がなくなってきたと言ってもよい頃です。
姿勢が身についたら「流暢さ」を意識
最後に、英語を話す「姿勢」を身につける段階をクリアしたら、あとは「流暢さ」と「正確さ」を意識するフェーズに入りましょう。
しかし、ここで注意が必要なのですが、「流暢さ>正確さ」というように、「正確さ」よりも「流暢さ」をより強く意識してください。
具体的な数字で表すならば、「流暢さ:正確さ=4:1」の割合で、「流暢さ」をより意識します。
「正しい英語」で話すことはもちろん大切ですが、「正確さ」を求めすぎるあまり、なかなか英語が口から出てこなかったら、実際のコミュニケーションにおいては話し相手が困ってしまいますよね。
したがって、相手の質問や発言に対して「スムーズに」英語が出るよう努力していくとよいでしょう。
「正確さ」に関しては、ライティングの練習や、自分が話す英語の録音を聴いて復習しているときには強く意識し、「より正しい英語」を求めていってください。