レッスン中にすべきこと3選
こちらのページでは、オンライン英会話の効果的な使い方として「レッスンを受ける前にどんな準備をしておけばよいか」について解説していきました。
そして今回の記事では、「レッスン中にやると学習の質が上がる方法」を3つご紹介していきます。
すぐに実践できることばかりなので、どうぞ参考にしてみてください。
わからないことは素直に質問
「わからないことをわからないままにしておく」ことが1番もったいないです。
「わからないことをわかるようにする」のが学習であり、わからないことをすぐに質問できる環境にあるのが、オンライン英会話のような「マンツーマンレッスン」の大きな強みです。
よくないのが「笑ってごまかしてしまう」こと。
レッスン中に講師の言っていることが聞き取れない・理解できないときには素直に質問しましょう!
以下のような表現を用いることで、わからないことを質問するよう努めましょう。
- "Could you say that again?" 「もう一度言ってくれませんか?」
- "I'm sorry. I couldn't hear that." 「すみません。聞き取れませんでした」
- "Can you speak more slowly?" 「もう少しゆっくり話してくれませんか?」
- "What do you mean by 〇〇?" 「〇〇ってどういう意味ですか?」
英語にできなかった表現をメモ
レッスン中、講師と話しているときに「あれ、〇〇って英語で何って言うんだ?」と悩む機会は多いと思います。
このとき、「わからないからすぐに諦める」というのはもちろんいいことではありません。
理想は、言いたいことを自分が知っている別の英語表現を使って「パラフレーズ(言い換え)」することです。
※スピーキング力UPには欠かせないテクニックですが、詳しい説明はここでは省略します
しかし、十分な練習を重ねないとパラフレーズを駆使するのは難しいため、慣れるまでは英語で言えなかったことをその場で「メモ」し、あとでじっくり考えるようにしましょう。
ということは、レッスンを受ける際には「メモ帳やノート」が必須です。
人間はすぐに忘れてしまう生き物
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、「私たち人間がどのくらいの時間でどの程度の記憶を忘却していくのか」に関して、以下のように提唱しました。
この有名な忘却曲線によると、私たちはたった20分という短時間で、記憶した内容の42%を忘れてしまうそうです。
また、1時間経てば、覚えたことの半分以上も忘れてしまうという・・・・。
つまり、レッスン中に悩んだことはすぐに書き留めておかないと、レッスンが終わることには頭から消えている可能性は大。
したがって、「あぁ、英語が出てこない!」と思ったらすぐにメモをする習慣をつけましょう。
自分の話す英語を録音・録画
レッスン中はできるだけ「正確さ」よりも「流暢さ」を意識すべきです。
「正しい英語」にこだわりすぎて、講師の質問や発言に対するレスポンスが遅すぎるとコミュニケーションとしてはあまりいいものではありません。
ですが、「正しくない英語」をほったらかしにしてしまうのも良くないと思っています。
そこで、1人で復習を行うときに、レッスンで自分が話した英語を客観的に分析できるよう、レッスンを「録音・録画」しましょう。
「レッスンを録音・録画→復習」の流れを習慣化することで、話す英語の質が格段に向上。
また、「発音やイントネーション」も確認できるので、理想的な発音に近づけるのに効果的な学習法ですよ。
録画・録音の方法は以下の通りです。
- Skypeを使ったレッスンの場合 → 標準搭載の「録画機能」
- Skypeを使わないレッスンの場合
→ Mac:Quick Time Player Windows:Xbox Game Bar(Windows10で標準搭載) - iPhoneの場合 → 画面収録機能(iOS11以降で搭載)
※一部のオンライン英会話スクールでは、専用アプリ内で録画・録音ができるものもあります。
録画・録音の許可は必ず取ろう
最後に注意点ですが、録画・録音する際は、レッスンの冒頭で必ず講師に許可を取りましょう。
おそらくほとんどの講師がOKしてくれるはずですよ。
もし許可を取らなければ「盗撮・盗聴」となり、トラブルに発展する可能性もあるので要注意。
許可を取る際に使える表現として以下の英文を参考にしてください。
"After the lesson is finished, I want to review it. Can I record today's lesson?"
「レッスンが終わったら復習をしたいと思っています。今日のレッスンを録画(録音)してもよいですか?」